1年間が終わって、子どもたちは修了式を迎えた。
昔の子どもたちなら、宿題のない春休みだが、今の子どもたちには、進級・進学に向けて宿題があるという。
教職員も、いわゆる春休みは、年度末・年度初めの仕事に追われている。
本来ならば、ゆっくり1年の振り返りをして、一息ついて、じっくり準備をして、新しい年度を迎えてほしいところだ。
特に今年は、学校の新学期のスタートは4月3日(月)。この日に新しい先生方を迎えて、新しい体制がスタートし、4月6日(木)には、新学期がスタートするという日程だ。3日に来た初任の先生は、6日には子どもたちの前に立つという信じられないようなスケジュールなのだ。
そんなことを、まるで狙ったかのように発行されているのが
『学級づくり&授業づくりスキル ロケットスタートシリーズ』だ。
初任者はもちろん、ベテランにも役に立つ本なので紹介する。
第1巻 教室環境・学習アイテム
第2巻 レク&アイスブレイク
第3巻 日直・係活動・当番活動
第4巻 学級通信
第5巻 授業のミニネタ
第6巻 朝の会・帰りの会
1巻に「教室環境・学習アイテム」2巻に「レク&アイスブレイク」と来ているのが秀逸である。
多賀一郎先生が監修し、各巻の編集を現役の優れた実践者が担っている。だからこその「学びの主体者である子どもたち」を中心に据えた並びなのだろう。
「教室環境・学習アイテム」について言うと、教室の本・学級文庫は、「子どもたちによって運営される学級図書館」とも言える。学級文庫については別に述べるが、「子どもたちの手の届くところに本がある」と言うことは、とても大切なことだ。