デジタルブックが出て来た時から、「いずれ、紙の本は、なくなってしまうのかも」「デジタル派か、紙派か」「どちらが優れているか」・・・などいろいろが議論が続いてきた。私も個人的な意見として「保幼小では、紙の本を読むことを大切にしたい」などと発言してきた。しかし「いわゆる教育」に対する意見と同じで、多くの人々が自分の経験や感覚をもとに個人的な意見を述べることが多かったように思う。
海外などでは学術的な研究も進んでいて、日本でもそのような研究もなされてきていて、確かなエビデンスが求められるところである。
そんな中、「デジタル社会は子どもの読書環境をどう豊かにできるか?〜『紙』と『デジタル』のベストミックスの模索〜」という東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(CEDEP)とポプラ社の共同研究シンポジウムである。
シンポジウムは、
研究報告「子どもの読書における紙とデジタル - 期待・実態・課題」佐藤 賢輔氏(発達保育実践政策学センター 特任助教)
実践紹介 「GIGAスクール端末導入から2年 - 授業での電子書籍サービス等を活用した実践とその効果」青木いず美氏(群馬県甘楽町立福島小学校 司書教諭)
お二人の発表を中心に行われたが、プレゼンの資料や動画がアップされたので紹介する。